ベルばらKidsぷらす

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ベルばらKidsバックナンバー一覧

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 オーストリアの黄門様(2008.07.19)

 メタボでGo!   お笑い芸人になる! 

 220万部を超すベストセラー『ホームレス中学生』(田村裕著)に、ルイ・ジョゼフ王子が刺激されてしまったようです。王子の場合は、「ホームレスプリンス」でしょうか。

 マーク・トウェインの「王子とこじき」のように、最富裕層と最貧層(または庶民)の入れ替わりや交流というテーマは……

 音楽への思いをぶつけた作品(2008.07.12)

 ユリウス??   季節外れのクラゲ 

 5月10日付の4コマ「オルフェウスの窓」で登場したオスカル似の「もう一人の男装の麗人」ことユリウスが、今回は聖ゼバスチアン音楽学校の学友イザークとクラウスとともに再登場です。

 現在、池田理代子さんは声楽家としても活躍されていますが、6歳でピアノを始め、高校1年までは音楽……

 アンドレのけなげさ(2008.07.05)

 何をかけようか   値上げ反対 

 長く続いた人気作で1話完結が中心の漫画は、登場人物別やテーマ別のアンソロジーが編まれることがあります。代表が「ドラえもん」で、「しずか編」「ジャイアン編」などのほか「感動編」「エスプリ編」など多数。「ゴルゴ13」は各界有名人が選んだベストエピソード集も出ています。

 大河……

 オスカルとアンドレの結婚(2008.06.28)

 ままごと夫婦   戦争が終わったら 

 フランス衛兵隊が民衆側に寝返り、国王軍との戦闘を開始したのが1789年7月13日。オスカルとアンドレはその前夜、夫婦の契りを交わします。2人がもしも革命を生き延びたら、どこかでささやかに結婚式を挙げたのでしょうか。輝く金髪を文金高島田に結ったオスカルを見たいのはアンドレだけではありませんよ……

 平民のアンドレ、貴族のアラン(2008.06.21)

 今日こそジャルジェ家へ   蚊 

 4コマの「蚊」と同様に、オスカルを愛した3人の男たちを媒介する小道具が「ベルサイユのばら」本編にも登場します。身分違いの恋愛を描いたルソー著「ヌーベル・エロイーズ」を読んで、彼らは三者三様の感想を抱きます。

 「たわいもない恋愛小説」とクールに言い放つジェローデル。「死に……

 ロザリーとフェルゼン(2008.06.14)

 ロザリーのはじめて   はじめての盗賊 

 「ベルサイユのばら」の主要な登場人物の中で、子孫を残しているのは、まずルイ16世とマリー・アントワネット夫妻。ほかは、続編に当たる「栄光のナポレオン」でベルナールとロザリー夫妻に息子が生まれています。

 「ベルサイユのばら」はアントワネットの死によって幕を閉じましたが、も……

 人の信頼を勝ち取る(2008.06.07)

 ホタル狩り   相手の気持ち 

 人心をつかむための相談をオスカルに持ちかけるジェローデル、これは人を見る目がある。

 貴族で構成される近衛隊から、平民中心の衛兵隊への異動を、オスカルは自らの意思で申し出ますが、ただでさえ貴族への反感を募らせている衛兵隊の荒くれ男たちは、女性上司のオスカルにあの手この手の……

 みんなで飲み明かそう(2008.05.31)

 母からの手紙   きょうは無礼講 

 何度か書いているとおり、池田理代子さんはリアリストだと筆者は強く感じています。むろん「ベルサイユのばら」が歴史漫画である以上、史実に忠実であるのは当然なのですが、人の生き死にや、愛憎、愚かしさなどを、手心を加えずに描きます。

 池田さんが個々のキャラクターをどれほど愛情を……

 「ベルばら」で仏語を学ぶ(2008.05.24)

 ペットブーム   中国語を学ぼう 

 外国語を学ぶ時に食に関する言葉を覚えておくと、旅先での楽しさも倍増です。ある意味、ルイ16世は理にかなっているようですが、すでに日本でもおなじみのメニューばかりでは……。

 それにしても中国語にチベット語なんて、マリー・アントワネットは嫁いでから、ずいぶん勉強熱心になった……

 革命から しばし離れて(2008.05.17)

 オスカル落馬   渋谷に行くわ 

 マリー・アントワネットが現代に現れたら、それはそれは人気の的でしょう。ハプスブルク家の正統な姫君で、フランス王妃という立場が一番のポイントではあるのですが、彼女の場合、ファッションリーダーとしての天賦の才があるので、単純な「セレブ人気」には終わらないはずです。

 嫁いだ時……

 もう一人の男装の麗人(2008.05.10)

 指揮は猫語で?   オルフェウスの窓 

 オスカルに似た面立ちの彼女の名は、ユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤ。「ベルサイユのばら」と並ぶ池田理代子さんの代表作「オルフェウスの窓」(1975〜1981)の主人公の一人です。「Kids」には今回初登場です。

 物語は20世紀初頭のドイツの古都レーゲンス……

 フィガロとモーツァルト(2008.05.03)

 お星さまとって   ベルサイユでオペラ 

 「フィガロの結婚」は劇作家ボーマルシェによる3部作の戯曲の2作目で、「セビリアの理髪師」の続編です。町の便利屋フィガロの活躍によって、身分の違いを超えて結ばれたアルマビーバ伯爵と平民出の妻ロジーナですが、早くもすきま風が吹き、伯爵はあろうことかフィガロのいいなずけスザンナに横恋慕。それを知……

 彼らの香りに包まれて(2008.04.26)

 お気に入りの帽子   伝言ゲーム 

 上のコマは「ベルサイユのばら外伝」の「黒衣の伯爵夫人」から。森林浴?ともいえるシーンを選びました。ベルサイユでは黒い騎士が話題だった頃、革命前のひとときの平和な時間です。

 当時のフランスは貴族でもあまり入浴しなかったそうですが、風呂好きのマリー・アントワネットのそばに仕……

 目の離せない国王陛下(2008.04.19)

 ボート日和   秘密の宝 

 ついに出ました、「マイ土俵」! いくらお相撲好きとはいえ、自宅に土俵を持っているなど、相撲部屋の親方を除いて、世の中にいったい何人いることか。さすが国王陛下ともなると、やることが違います。

 さかのぼると、2006年7月15日付の「フランス人力士誕生?」で、オスカルたちに……

 ベルナールと犬(2008.04.12)

 賞味期限   ジャンヌの脱走 

 ジェローデルが猫を溺愛(できあい)していることは「ベルばらKids」ファンのみなさんならよくご存じですよね。でも、ひそかなペット好きがもう1人。昨年9月に掲載された「Kids」にて、オスカル宅で出会った犬に一目惚(ぼ)れしたベルナール・シャトレです。何度かお散歩シーンも登場しています。恋に……

 非フランス的な自然観(2007.12.08)

 生け花大会   1年に1度の 

 フランス人には「人間が自然を征服する」という自然観があり、そうした考えはフランス庭園の人工的な幾何学模様に表れています。その点は日本人の自然観とは正反対といえます。

 マリー・アントワネットは、そんなフランス的美意識と異なる自然な庭園造りを持ち込みましたが、彼女の趣味は革命で断たれ……

 強い味方を引き連れて(2007.12.01)

 ピクニック   今日もお休み 

 吸い寄せるのか、はたまた吸い寄せられるのか。どちらにしろ、やたらと事件と縁がある人物が世の中にはいるもので、新聞社や警察にも、やたらと仕事を増やす人がいます。

 「ベルサイユのばら」なら、もちろんオスカルのめいル・ルー。「外伝」では、ジャルジェ家へ行儀見習いにやってきたル・ルーが、……

 冷血になりきれない(2007.11.24)

 ジャンヌ姉さん   髪を結うなら 

 強烈な悪役は、それ自体が魅力を放ちます。ヒーローもの大好きだった私は、敵方が弱っちいのは絶対に許せませんでした。冷酷・非情でどうしようもないくらい強く、しかもこちらの憎悪と嫌悪感を極限まで刺激してくれる「ド汚い」相手であればあるほど、読者として燃えるのは当然です。個人的に「理想」と考える悪……

 一番長くてつらい夜(2007.11.17)

 眠れぬ夜1   眠れぬ夜2 

 祖国の行く末を思ってか、アンドレとの愛に悩んでか、眠れないオスカルが秋の夜長をもてあましています。

 「ベルサイユのばら」前半では、くさくさすると大酒をくらってそのまま沈没、という場面もありますが、一歩一歩革命に近づく後半ともなると、その悩みは、国のありよう、自らのありようをめぐる……

 王様は体力自慢?(2007.11.10)

 狩り日和   狩りの収穫 

 錠前作りの陰で忘れられがちですが、ルイ16世の趣味は、ほかに狩りと読書があります。

 読書を別にして、狩りと錠前作りはどちらも体ができていないと苦しい趣味で、ルイ16世はかなり体力自慢だったのかもしれません。

 「ベルばらKids」では、力士を志すほどの相撲好きという隠れた……

 パリの休日(2007.11.03)

 王妃の誕生日   パソコンのことなら 

 1755年11月2日、マリー・アントワネットは、オーストリアの実質的な統治者マリア・テレジアの15番目の子として生まれました。

 マリア・アントニアと呼ばれていた末娘は、十分甘やかされただけでなく、母が忙しすぎてしつけや教育に目が届かなかったこともあり、かなりのびのびと育ったようで……

 有能な「いたずら娘」(2007.10.27)

 仮装でハロウィーン   大きなカボチャ 

 オスカルたちにとって、誰かがいたずらをしたらしいということになったら、そりゃル・ルーを疑うに決まっています。

 そしてオスカルたちには痛しかゆしなことに、このいたずら娘が、難事件の解決に抜群に役に立つのです。しかもその手法はやけに科学的。「ベルサイユのばら・外伝」の「悪魔のくすり」……

 退屈しきった王宮で(2007.10.20)

 過激なヘアスタイル   落ち葉のいたずら 

 フランスに嫁いだマリー・アントワネットが最初に経験したトラブルが、国王ルイ15世の愛人デュ・バリー夫人との確執だったことは、「ベルサイユのばら」読者なら皆さんご存じのことです。もともとルイ15世の3人の娘とデュ・バリー夫人が対立していたところに、王太子妃として現れたアントワネットを、王の娘……

 変身するわけ(2007.10.13)

 本物はどっち   花の冠 

 夜な夜なベルサイユの貴族の館を荒らし回る義賊「黒い騎士」に興味を持ったオスカルによって、無理やりニセ「黒い騎士」にされたアンドレは、オスカルもびっくりの見事な盗賊ぶりを見せ、本物の「黒い騎士」こと新聞記者ベルナール・シャトレをおびきだすのに、まんまと成功します。

 誰にでも、自分で……

 娘を見守る父親(2007.10.06)

 泥は泥でも   娘の愛読書は 

 「ジャルジェパパ」などと呼ばれてファンに親しまれるジャルジェ将軍。オスカルの父という設定はもちろんフィクションですが、同名の人物は実在したらしく、ツワイク作『マリー・アントワネット』の終盤に登場、アントワネットを牢獄から脱走させようとします。

 オスカルは父を継いで王家を守ることを……

 ファンが決めた誕生日(2007.09.29)

 この曲が弾けたら   彼の誕生日には 

 「ベルばらKids」は、おかげさまで、連載2周年を迎えます。

 「ベルサイユのばら」とはひと味もふた味も違う顔で活躍中のKidsたちですが、主要登場人物の中では、ジェローデルほどギャップが大きい人もいないのではないでしょうか。ギャグシーンも少なくない原作では、その端正な顔を一度も崩……

 アンドレの母と新事実(2007.09.22)

 本当の出会い   あした天気に… 

 今回は、「ベルサイユのばら」の歴史において重要な内容がいくつもあります。第一に、アンドレのママの登場。池田理代子さんによれば史上初のお目見えだそうです。

 アンドレは8歳で母を亡くします。彼の祖母はもちろん、ばあやことマロン・グラッセ。彼女が住み込みで働いていたジャルジェ家の厚意で……

 中国産「ベルばら」(2007.09.15)

 おすしの味   ジャンヌの首飾り再び 

 食品やおもちゃから有害物質が世界各地で検出されるなど、中国製品の安全性への信頼は大きく揺らいでいます。

 もちろん、中国製品のすべてに問題があるわけではないはずですし、中国政府も各分野で対策に追われていますが、マンガについては、その海賊版の歴史は古いうえ、いまだにあまり改善されてい……

 ラッキーすぎる男(2007.09.08)

 急性Wii炎   王妃の犬 

 貴族の館を襲っては宝石や銃砲類を強奪する黒い騎士の動機に強い関心を抱いたオスカルは、アンドレの片目を失うという犠牲の末に捕らえますが、あえて宮廷に引き渡さず、自宅に留め置いて話を聞こうとします。しかし黒い騎士の正体である新聞記者のベルナールは、「王妃の犬」だの「王宮の飾り人形」だのとオスカ……

 騎士なき時代に(2007.09.01)

 孤高のフェルゼン   ル・ルーのお友達 

 勇敢な人物が冒険の旅の途上、あちこちで強きをくじき弱きを助ける――「ヒーローもの」好みは、洋の東西を問わないのか、ヨーロッパでは16世紀ごろまで、そんなテイストの騎士道物語が大流行しました。

 しかし大砲が出現し、重装備で騎乗する騎士同士の接近戦が廃れるにつれ、物語の人気も下火に。……

 虫愛づるル・ルー(2007.08.25)

 じーっ   肝だめし大会 

 フランスで昆虫といえば、「昆虫記」のファーブルを思い出しますが、祖国ではあまり知られていません。10年ほど前、ファーブルの地元プロバンスのチーズ農場を訪ねたとき、主人がワインやハム、チーズを振る舞ってくれながら、「日本人はなぜあんなにファーブルが好きなんだ」と不思議がっていました。一家の人……

 あなたを殺して…(2007.08.18)

 国王陛下の誕生日   涙がとまらない 

 人間の、食べ物やお金に対する執着心は相当なものですが、恋愛に対するそれは、はるかに上回るかもしれません。他の人にとられるくらいなら、あなたを殺します――演歌を地でいく場面が「ベルサイユのばら」にもありました。オスカルとジェローデルの縁談に絶望したアンドレが無理心中を企てたのです。

……

 「フランス料理の完成」(2007.08.04)

 食べるなら   ケンカの相手 

 料理研究家の故・辻静雄さんによれば、中世のフランスの食事は味付けのどぎつい粗野なものだったようで、「同一の料理に塩味と砂糖味を混ぜ合わせることなどはふつうのことで、仕上げた料理にふたたび砂糖をふりかけるなどは日常的に行われた」そうです(週刊朝日百科「世界の食べもの フランス」)。

……

 舞い降りたシルフィード(2007.07.28)

 森の出会い   お化粧 

 ここのところ、ハンカチ王子に恋をしてお姉さん気分だったル・ルー。久々に第六感をフル活用して、面目躍如です。日本で子どもの妖精といえば、東北の座敷わらしか沖縄のキジムナーといったところですが、ル・ルーが会ったのは、さて何の妖精でしょうか。

 フランスに妖精とくれば、真っ先に思い浮かぶ……

 言葉と「テレパシー」(2007.07.21)

 ばあやの特技   演説の達人 

 「和をもって貴しとなす」の聖徳太子の時代から、ネット空間で「空気を読め」という言葉が行き交う現代まで、日本は「以心伝心」の国です。島国で、外国と戦争したことが数えるほどしかなく、市民革命も起きなかったので、よく言えば平和、悪く言えばなあなあなところがあるのでしょう。「以心伝心」を和英辞典で……

 サン・ジュストの役は?(2007.07.14)

 マジックするなら   男らしくなるには 

 「ベルサイユのばら」がオペラ化されたら、美青年サン・ジュストは、女声の役かもしれないと思うことがあります。先例があるのです。

 モーツァルトの「フィガロの結婚」に登場するケルビーノで、女性にほれっぽい思春期の少年ですが、演じるのは女声。池田理代子さんの声楽家としてのレパートリーでも……

 アントワネットの旅(2007.07.07)

 マツザカといえば   次のファッション 

 深窓の姫だったマリー・アントワネットも、37年の人生に、何回か大きな旅をしています。その一つがフランスへの輿入れの旅。先日、その一部を、たまたまたどることができました。

 1770年4月21日、生まれ育ったオーストリア・ウィーンを離れたアントワネット一行は、ウィーンの森を抜けて西へ……

 記憶にない場面(2007.06.30)

 地下へ   こわくないから 

 白状します。オスカルとアンドレが初めて結ばれる場面で、上に挙げた一コマを覚えていませんでした。今回の原稿をいただいて、「オリジナルにあったっけ?」と間抜けな質問を担当の魚住記者にしてしまい、「あるに決まってるじゃないですか。ちゃんと読んでます?」と思い切り突っ込まれました。すみません。 <……

 富くじの生みの親(2007.06.23)

 あたりぐせ   王太子さまの夢 

 ボールに当たってばかりのアンドレを心配するどころか、宝くじを買いに行かせようとするばあや。これに似た光景は、「ベルサイユのばら」でおなじみの18世紀のフランスでも、実際に見られたかもしれません。

 日本宝くじ協会が発行した「主要国の富くじ要覧」によると、フランスで本格的な国営富くじ……

 一筋で、一途で(2007.06.16)

 新しい大統領   うらやましい恋 

 池田理代子さんと編集部の担当2人の打ち合わせのとき、スポーツに話が及び、「ルイ16世は、ほかのスポーツはしないのですか」と尋ねると、池田さんは「ルイ16世はお相撲一筋」と、いつものやわらかな口調で、しみじみとこたえました。

 そう、一筋、一途なのです。なにしろ錠前作りをさせたら、こ……

 一度退屈してみたい(2007.06.09)

 退屈なベルサイユ   ワインのお味 

 ベルサイユに常駐するオーストリア大使メルシー伯爵は、マリア・テレジアの命で、マリー・アントワネットのお目付け役となりました。

 ベルギー出身の43歳独身。ツワイクによれば「何をされ、何をお話しになり、何をお聞きになっているか、推測できないような時間は、一日に一時間たりとございません……

 一人では何もできない(2007.06.02)

 わたしは無力だ   その原因は 

 ついにこのシーンが……と思われたファンの方も多いのではないでしょうか。「ベルサイユのばら」名場面の一つ、オスカルがアンドレの愛を確認する終盤のクライマックスです。

 あの名シーンが「ベルばらKids」だとこうなるのですねえ。アンドレ、何とか答えてやれよ、とついつい突っ込みたくなりま……

 ああ、フランス料理(2007.05.26)

 優雅なベルサイユ   歌舞伎がやってきた 

 「何でも料理しちゃう」といえば中国を思い浮かべる人も多いと思いますが、カタツムリやカエルを食べるフランス人も負けていません。

 ノルウェーの寒村が舞台の、デンマーク人作家ディーネセンの小説『バベットの晩餐会(ばんさんかい)』(ちくま文庫)では、パリから亡命してきた家政婦バベットにつ……

 はじめての宝塚(2007.05.19)

 ル・ルーの挑戦   オスカルの挑戦!? 

 宝塚歌劇団といえば「ベルばら」。とはいえ筆者の初の宝塚観劇は「ベルばらKids」の担当になった四十路(よそじ)過ぎでありまして、昨年2月の「フェルゼンとマリー・アントワネット編」、4月の「オスカル編」を見ました。

 いや、いろんな意味ですごい。原作でアンドレからペガサスにたとえられ……

 ベルサイユのちょいワル(2007.05.12)

 ちょいワル   ル・ルーの夢 

 「ベルばらKids」のベルサイユにも、どうやら「ちょい悪」が上陸したようです。しかし、再三書いているように、「ベルサイユのばら」には、「悪」の称号にふさわしい女性はいますが、男性はなかなか見あたりません。

 強いていえば、最強の悪女・ジャンヌの夫、ニコラス・ド・ラ・モットでしょう。……

 王妃の乗馬(2007.05.05)

 馬のきもち   釣りの成果 

 まだ幼さの残るおてんば王太子妃マリー・アントワネットが、無理を言って馬に乗せてもらったところ、馬が暴走。手綱をひいていたアンドレが死刑にされそうになり、オスカルが命がけで命ごいをする――「ベルサイユのばら」で、オスカルとアンドレの愛を予感させる初めての場面が、ここです。

 アントワ……

 平穏な時代だったら…(2007.04.27)

 人気者になりたい   人気者はつらいよ 

 フランス革命のような動乱の時代の統治者として、ルイ16世がとことん無能だったのは、間違いのない事実です。「マリー・アントワネット」の著者ツワイクの評価も実に辛口で、例えばバスチーユ牢獄(ろうごく)襲撃の報告を受けた際の王の反応を次のように書いています。

 「安易で鈍重で何に対しても……

 モーツァルトの子守歌(2007.04.21)

 音楽の力   オスカルの料理 

 「モーツァルトの音楽しかない世界と、モーツァルトの音楽のない世界とを選べといわれたら、前者を選ぶ」という言葉があるように、モーツァルトの曲に特別な魅力を感じる人は、多いようです。

 日本酒や乳牛に聞かせておいしくする、なんていう試みも後を絶ちません。今回のベルばらKidsでは、デュ……

 理想郷の高価な代償(2007.04.14)

 リフォーム   ベルサイユのお茶会 

 プチ・トリアノン――王妃となったマリー・アントワネットが、夫のルイ16世からプレゼントされた小さな離宮です。ここにアントワネットは一見質素な「田舎の家」を作ります。

 「太陽王」ルイ14世が、植え込みから池まで庭園のすべてを幾何学的に配したのは、神が作った自然さえ王の下に従わせる意……

 王妃がはまった賭博(2007.04.07)

 賭けごと   けんかの仲裁 

 「夢中になれるほどおもしろい遊びをお教えいたしますわ」。ポリニャック伯爵夫人の悪魔のささやきで、マリー・アントワネットは、賭博に手を染めます。

 ツワイクの『マリー・アントワネット』には、ベルサイユでは少額を賭けたカルタ遊びは行われていたが、アントワネットがお金欲しさに賭博性の強い……

 黄金の髪の秘密とは(2007.03.31)

 悩める人びと   ねこがふんじゃった 

 編集者には「役得」があります。「ベルばらKids」担当者のそれは、第一に池田理代子さんに会えることでしょう。お目にかかって話などすると、場がほんわりとしたやわらかな空気に包まれます。

 もう一つは、直筆原画を見られること。エッジが際立ち、筆遣いがわかるほど鮮明なのですが、印刷では丸……

 ヒーローの条件(2007.03.24)

 お花見といえば   お酒よりも 

 優れた剣の腕を持ちながら出世もできず、食べる物にも事欠く下級貴族の悲哀を味わいつくし、ひねくれた国民衛兵アラン・ド・ソワソンは、隊長として赴任してきた男装の大貴族令嬢オスカルに猛反発。途中から彼女にうっかりほれてしまっても、素直になれず悪行ざんまいでした。こういう男の子、学校にいましたよね……

 フルートとフランス(2007.03.17)

 サッカーやろうよ   フルートの音 

 オスカルは原作でバイオリンを演奏する姿を何度か披露しています。アンドレはフルートをたしなむようで、「ベルばらKids」連載初回では、それでヘビを呼び寄せていました。

 そのフルートが今回の主役。フルートといえば、銀色に輝く金属製の楽器を思い起こしますが、「木管楽器」と呼ばれます。 ……

 もしもバレエが踊れたら(2007.03.10)

 ダンスのお相手   極秘レッスン 

 マリー・アントワネットとフェルゼンの許されぬ恋から人々の目をそらそうと、オスカルは舞踏会でアントワネットと踊ってみせます。

 その陰で、オスカルに思いを寄せるロザリーとアンドレが傷つきますが、本当は、ダンスが苦手で妻のお相手を務められないルイ16世が、一番傷ついていたのではないで……

 オスカル、引きこもる(2007.03.03)

 ひきこもり   東京でお買いもの 

 フランス革命の年、1789年の半ば、オスカルの周囲の動きは、複雑に乱れ、加速し、収拾のつかない状態になろうとしていました。

 三つの身分の代表者が話し合う三部会が開かれたものの、「国民議会」と位置づける平民側と、認めない貴族側が激しく対立し、衛兵隊は平民議員を議場から追い出すよう命……

 影の男(2007.02.24)

 おれたちだって   影になれ 

 「わたくしは影です。これからもずっと」。長年思い続けたオスカルとようやく相思相愛になり、幸せなはずのアンドレが口にしたのは、こんな悲しいせりふでした。

 まだフランス革命前、貴族と平民という身分差は動かしがたく、「おまえが貴族でさえあったら……」とアンドレの愛に理解を示したオスカル……

 王妃のハープ(2007.02.17)

 王妃さまのハープ   グラスの使い方 

 マリー・アントワネットとモーツァルトは幼いころにウィーンのシェーンブルン宮殿で出会っています。モーツァルトは1778年、仕事を求めてフランスに赴きますが、アントワネットとの再会も職を得る望みもかないませんでした。

 滞在中、フルートを愛好するドギーヌ公爵と親交を結び、公爵は、ハープ……

 男らしさとは(2007.02.10)

 気づくのが…   風のいたずら 

 「心やさしくあたたかい男性こそが真に男らしいたよるにたる男性なのだということに気づくとき……たいていの女はもうすでに年老いてしまっている」

 「ベルサイユのばら」の名せりふ登場です。

 といっても、三十路(みそじ)にさしかかるころ、この言葉が急に胸に響くようになった、という……

 母の名を呼ぶとき(2007.02.03)

 母への贈りもの   豆を食べると 

 ジャルジェ家で最も目立たないのがオスカルの母ジャルジェ夫人です。そもそも出番があまりありません。しかし彼女は、オスカルにとって非常に重要な場面で存在感を示します。

 衛兵隊長に就任したオスカルは、隊員のアランたちから激しく反発されます。貧しい平民中心の隊員は新隊長に対し……

 ベルばらと冬ソナ(2007.01.27)

 あこがれのロケ地   雪だるま 

 昨夏(6月17日付)、韓国ドラマ「冬のソナタ」に熱中していることが明かされたばあや。とうとう主役のチュンサン(ペ・ヨンジュン)とユジン(チェ・ジウ)のデート地、韓国の南怡(ナミ)島へやってきました。

 なぜか、そこにはオスカルとアンドレが。この2人も現在各地の民放で放送中の「冬ソナ……

 ばあやとアンドレ(2007.01.20)

 おそうじするなら   宮殿のセキュリティー 

 ジャルジェ家の家事一切を、ちゃきちゃきと小気味よく取り仕切る「ばあや」ことマロン・グラッセは、オスカルの日常になくてはならない人でした。こと家の切り盛りに関しては、家長たるジャルジェ将軍も全く彼女に頭が上がりません。孫のアンドレとも、コミカルな絡みをあちこちで見せます。

 その孫思……

 画家の恋のゆくえは(2007.01.13)

 オスカルの肖像画   だれの肖像画? 

 国民の暴動に備え、衛兵隊長オスカルたちがパリへ出動する前日の1789年7月12日、1枚の肖像画が完成しました。そこには、パリを初訪問する王太子夫妻を先導する17歳の近衛兵オスカルが描かれていました。絵を描いたのが、「ベルばらKids」初登場の画家さんです。

 自分の中の男と女、階……

 黒い騎士とアンドレ(2007.01.06)

 新春隠し芸   黒い騎士あらわる 

 貴族の邸宅ばかりを狙って金品を強奪する「黒い騎士」。オスカルはこの盗賊に、近衛連隊長の職務を越えた関心を持ちます。「宮廷に知られないようにこっそりつかまえたいのだ。なぜか……やつと話してみたい」という彼女が採った手段が、アンドレを偽の黒い騎士に仕立てて貴族の家に押し入らせ、本物をおびき出す……

 意志の力で玉座つかむ(2006.12.23)

 妃殿下たちの悩み   プレゼントは 

 「ベルサイユのばら」完結から9年後、池田理代子さんが挑んだのは、ロシア人の血をひかないにもかかわらず、ロシアに34年にわたって君臨した女性を描く「女帝エカテリーナ」(中公文庫コミック版)です。

 1729年にドイツの小さな公国に生まれたエカテリーナは頭が良く勤勉だったものの、華やか……

 楽聖が生まれた日(2006.12.16)

 大工の修行?   押し花 

 師走に入ると、数多くのコンサートホールから、ベートーベンの第九交響曲が聞こえてくるようになります。

 最終楽章で、シラー作「歓喜に寄せて」のすばらしい詩を、力強い旋律にのせて歌い上げるこの交響曲は、日本では「第九」と愛称され、なぜか年末の風物詩になっています。

 ベート……

 ハンカチが真四角の訳(2006.12.09)

 ハンカチの形   ぼくらのこども 

 「ハンカチは真四角」と決めて法律を作ったマリー・アントワネット。「ベルばらKids」の世界のお話かと思いきや、実話なんですね。1785年に、「ハンカチは正方形」という布告を実際に出しており、日本では、これを記念して、彼女の誕生日(11月2日)に近い11月3日を「ハンカチーフの日」としていま……

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