宝塚プレシャス

宝塚コラム

X−1『La Esperanza―いつか叶う―』
  希望:ペンギンのように(2008.7.22)

La Esperanza公演プログラム表紙

2004年花組のこの大劇場作品は、題名のとおり、「エスペランサ」すなわちスペイン語でいう「希望」の物語である。春野寿美礼のカルロスとふづき美世のミルバは、苦しい目に遭いながら決して希望を失わない。作品全体は専科の未沙のえる扮する中年の男マイケル・ゴールドバーグの回想として進められる。希望を求めているのは、実はゴールドバーグその人である。回想の中のヒーロー・ヒロインの姿は、語り手の思いの投影にほかならない。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む

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男役の行方〜正塚晴彦の全作品

演出家正塚晴彦の全作品を通して、宝塚の男役の行方を見定める

  X−1『La Esperanza―いつか叶う―』
  希望:ペンギンのように(2008.7.22)

La Esperanza公演プログラム表紙

2004年花組のこの大劇場作品は、題名のとおり、「エスペランサ」すなわちスペイン語でいう「希望」の物語である。春野寿美礼のカルロスとふづき美世のミルバは、苦しい目に遭いながら決して希望を失わない。作品全体は専科の未沙のえる扮する中年の男マイケル・ゴールドバーグの回想として進められる。希望を求めているのは、実はゴールドバーグその人である。回想の中のヒーロー・ヒロインの姿は、語り手の思いの投影にほかならない。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  IX−2『スカウト』
  青春のさなかに:秋葉原無差別殺傷事件(2008.7.8)

スカウト表紙

2006年のバウホール花組公演『スカウト』は、奇怪な者たちが跳梁するファンタジーである。この者たちは悪鬼とも悪魔とも4次元の生き物とも呼ばれ、人が心の平静を失うと、そこにつけこんで死へ誘う。悪鬼たちは、標的を見つけるとしつこく攻撃をしかけるが、直接手を下すことはできない。相手が自殺したり、事故に巻き込まれたり、あるいは他人を殺すのを、あの手この手を使って、じっと待っている。東京・秋葉原で去る6月8日に起きた無差別殺傷事件を考えると、背筋が寒くなる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  IX−1『BourbonStreet Blues』
  青春のさなかに:ジェームズ・ディーン(2008.6.24)

BourbonStreet Blues表紙

2005年上半期の宝塚バウホールでは、若い演技者育成の意図をこめて、5つの作品が同じ公演形態によって次々に上演された。1つずつの作品を、それぞれの組ごとにまずA班で中堅男役が主演し、次にB班で若手男役が続演する。15人ほどの出演者は、班が替わると、主演男役だけでなくすっかり入れ替わる。ただ、専科あるいはその組の上級生が1人か2人、要になる役を通して担当した。こうして、花・星・雪・宙の4組で4作品8公演が行われた後、最後に、上半期からは少しずれるが、7〜8月に月組で『BourbonStreet Blues』が上演された。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VIII−3『BOXMAN ― 俺に破れない金庫などない ―』
  男役の行方:伝説のコンビ(2008.6.10)

BOXMAN表紙

2004年の宙組シアター・ドラマシティ公演『BOXMAN―俺に破れない金庫などない―』は、構成の綿密さ・演技の自在さにおいて、1998年から2001年にかけて同じ劇場で上演された5本の連作と肩を並べ、完成度はひときわ高い。主演コンビの和央ようか・花總まりはこの作品で第29回菊田一夫演劇賞を受賞した。宝塚の卒業生・現役生徒・スタッフで受賞したのは、それまでに延べ34人を数えるが、現役生徒――すなわち黒の紋付きに緑のはかまで授賞式に臨んだ人――に限れば順みつき、春日野八千代、松本悠里、轟悠の4人しかいない(春日野八千代は授賞式には欠席したので実際は3人である。)ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VIII−2『Romance de Paris』
  男役の行方:ローマの休日(2008.5.27)

Romance de Paris

2003年の雪組大劇場作品『Romance de Paris』は、前年『追憶のバルセロナ』の舞台で、絵麻緒ゆうからバトンタッチされた朝海ひかるが主演した。新トップのお披露目それ自体は、年始め1〜2月の『春麗の淡き光に』『Joyful!!』で済ませていたから、初秋8〜9月の『Romance de Paris』『レ・コラージュ』は、新生雪組2回目の公演である。ちょうどその1回目と2回目の間に、星組でも異動があり、湖月わたるがお披露目をしたが、この時から歌劇団はトップという呼称を主演男役・主演娘役に改めた。湖月の提案を歌劇団が採用した結果だと伝えられている。従って朝海は披露公演の際はトップ男役、2回目からは主演男役ということになる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VIII−1『追憶のバルセロナ』 
  男役の行方:出会いと別れ(2008.5.13)

追憶のバルセロナ

 2002年の雪組公演『追憶のバルセロナ』は久しぶりの大劇場作品である。『デパートメント・ストア』からは2年を置くに過ぎないが、これはショーなので、勘定に入れなければ、ドラマとしては『バロンの末裔』以来、実に5年ぶりだった。 大劇場のドラマ作品は伝統に縛られる。ショーを後に置く2本立て公演の前物として、開幕シーンには華やかな総踊りがふさわしい。またその2本立ての割り振りから、上演時間は1時間35分と決められている。このような制約は、ドラマ性よりも、見た目本位のレビュー性を重視する宝塚の伝統からきている。その点が、比較的自由な演出の認められるバウホール、シアター・ドラマシティ作品との違いである。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VII−5『カナリア』 
  男役の潔さ:悪魔のダンディスム(2008.4.30)

カナリア

シアター・ドラマシティ第5作、2001年花組の『カナリア』は、匠ひびきのトップ初仕事である。宝塚大劇場での披露公演は、翌2002年の『琥珀色の雨にぬれて』『Cocktail―カクテル―』になる。それは同時に退団公演でもあった。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VII−4『Practical Joke(ワルフザケ)―ってことにしといてくれよ―』 
  男役の潔さ:非婚の夢(2008.4.15)

Practical Joke

2001年3月のシアター・ドラマシティ第4作は、月組のトップ真琴つばさが退団直前に主演した(退団公演はこの年5〜7月の宝塚大劇場『愛のソナタ』『ESP!!』)。真琴の役ドイル・ウエンズワースは、映画界のトラブル・バスターで、撮影につきもののトラブルを揉み消すのが仕事である。頭が切れて、腕が立ち度胸も据わっているが、タフな外見に似合わず、心は純で孤独で、早くこの仕事をやめて、別の遠い世界へ逃れたいと考えている。その点に真琴の旅立ちを重ね合わせて見ることができる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VII−3『Love Insurance(ラブインシュランス)』 
  男役の潔さ:20世紀の『ジゼル』(2008.4.1)

LoveInsurance

これは20世紀最後の2000年に上演された星組作品で、シアター・ドラマシティの第3作に当たる。正塚晴彦によく見られるように、題名がくせ者である。訳せば「恋愛保険」になる。生命を失うと保険金が出るのか。そのような便利なものではない。稔幸のレイ・モンゴメリーはロサンゼルスの私立探偵である。彼は名家の出身で、育ちがよい。そこが1つのポイントになる。幕開き、彼の前に次々に黒づくめの異様な者たちが現れる。それはギャングたち、スパイダーマンたち、兵士たち、そして女豹たちである。舞台の奥に星奈優里の白装のグロリアが現れる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VII−2『Crossroad―すれ違うばかりじゃやりきれない―』
  男役の潔さ:生きていくことの十字架(2008.3.11)

CROSSROAD

1999年のシアター・ドラマシティ第2作『Crossroad―すれ違うばかりじゃやりきれない―』は宙組の和央ようかが主演した。和央は1998年に誕生した宙組の最初からのメンバーで、のちに姿月あさとの跡をついで、この組の2代目トップになる。主人公アルフォンソ・ギシャールは、少数民族ロマの青年である。時と所は指定されていないが、現代の南ヨーロッパかと思われる。アルフォンソは故郷の村から独りで都会へ働きに出てくる。赤子の時この都会に捨てられていたのを、やはりロマ人である今の養い親に拾われ、田舎で育てられた。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VII−1『ブエノスアイレスの風―光と影の狭間を吹き抜けてゆく…―』
  男役の潔さ:恋人の再会(2008.2.26)

ブエノスアイレスの風

正塚晴彦は1998年から、大阪・茶屋町のシアター・ドラマシティ宝塚公演用に、4年続けて5本の作品を書き下ろした。『ブエノスアイレスの風』(98年月組)、『Crossroad』(99年宙組)、『Love Insurance』(00年星組)、『Practical Joke』(01年月組)、『カナリア』(01年花組)。この5本は、同時期の宝塚全体の中に置いても、演出家の系譜の中で見ても、ひときわ高い山脈を形作っている。傑作ぞろいといってよい。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VI-3『デパートメント・ストア』
  恋のゲーム:この世に生きて(2008.2.19)

デパートメント・ストア

2000年雪組の大劇場作品『デパートメント・ストア』は、演出家が初めて手がけたショーで、彼の作品系譜の中では異色である。またショーとしても異例のあつかいがなされていた。2本立て公演ではショーはふつう後に置かれるが、この時は前に置かれ、上演時間も通常より10分短い45分である。ショーに付きもののフィナーレと大階段のパレードは、後に回ったドラマ柴田侑宏脚本・謝珠栄演出振付『凱旋門』の終幕を飾っていた。この公演には冠(スポンサー)がついていた。そこで印象を華やかにするため、ドラマに対して1本立てに準じる装いを与えたので、こういう割り振りになったかと思われる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VI-2『SAY IT AGAIN―「ヴェローナの2紳士」より―』
  恋のゲーム:結婚詐欺(2008.2.12)

SAY IT AGAIN

この1999年の雪組作品は、英文学者小田島雄志氏をスーパーアドバイザーに迎えて、中堅・若手の演出家がこの年バウホールで腕を競った「シェイクスピア・シリーズ」8作品の1つ(その第7作)だった。8つの作品は原作に忠実な翻訳劇と、物語の背景を変えた翻案劇の2つに分けられる。『SAY IT AGAIN』は後者だった。原作の『ヴェローナの2紳士』は上演されることが少ない。話の運びに無理が見られるからである。ヴェローナに住むヴァレンタインという青年がミラノ大公の宮廷に出仕し、大公の娘シルヴィア姫と相思相愛になる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  VI-1『FAKE LOVE―愛し過ぎず 与えすぎず―』
  恋のゲーム:イエスタデイ(2008.2.5)

FAKE LOVE

この1997年の月組作品は、バウホールのちょうど10作目に当たっている。MAKEが「何々をする」なのに対して、FAKEは「何々をするふりをする」である。したがって題名は、「恋をするふりをする」ということになる。サブタイトルと併せて考えると、全体として「恋のゲーム」を主張しているかに思われる。舞台は1950年代。ロサンゼルス郊外の高級住宅街ビヴァリーヒルズ。50年代のアメリカは戦勝気分が濃く、一方60年代から始まる黒人公民権運動やベトナム戦争の嵐にはまだ見舞われていない。そういう時代の物語である。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  V-3『バロンの末裔』
  複眼の視点:エロスと社会(2008.1.29)

バロンの末裔

1996〜97年の月組大劇場作品『バロンの末裔』は、20世紀初めのスコットランドを舞台に、由緒あるボールトン男爵家の双子の兄弟を描く。正塚作品の数々の男役を情感深く演じてきた久世星佳が、兄のローレンスと弟のエドワード2役を替わって退団していった。兄弟は同じ1人の女性風花舞のキャサリンを愛している。彼女は本当は弟の方が好きだった。しかし兄が家督を相続すると、弟は軍隊に入り、キャサリンは兄と婚約した。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  V-2『二人だけが悪(ワル)―男には秘密があった そして女には…―
  複眼の視点:男役と娘役(2008.1.22)

『二人だけが悪』表紙

この1996年の星組大劇場作品は、前作と違って、ハードボイルドのパロディではなく、ハードボイルドそのものである。主人公ジェイ・レンハートは、学生時代アメリカンフットボールのクウォーターバックだった。しかし肩を痛めて選手を断念し、CIAにスカウトされた。今はCIAを辞め、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、アメリカ大使館に勤務している。主演の麻路さきは、大柄で誠実で爽やかな芸風で、スポーツ選手の経歴がよく似合う。時は1980年代の初めである。世界は東西冷戦のさなかにあり、アルゼンチンの軍事政権は、民衆の不満をそらすため、英国との間にフォークランド戦争を用意していた。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  V-1『ハードボイルド エッグ』
  複眼の視点:パロディとシリアス(2008.1.15)

ハードボイルド・エッグ

この1995年の月組大劇場作品は、『LAST DANCE』におとらず、阪神淡路大震災の影響を大きく受けている。1月17日未明の地震は宝塚大劇場を直撃して損傷を与え、花組安寿ミラの退団公演を中断させる。続く2〜3月に予定されていたのが、まさに『ハードボイルド エッグ』と『EXOTICA!』だったが、全日程がキャンセルされ、6月の東京公演だけが行われた。大劇場再開は3月31日。星組麻路さきのトップ披露公演初日からになる。作品の内容にもこのことは関わってくる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  IV−3『LAST DANCE』
  男と女の絆:時の流れ(2007.12.11)

LAST DANCE

1995年花組のバウホール公演『LAST DANCE』は、前作『WANTED』と同じように、イタリアを舞台にするサスペンスである。また、同じように「時の流れ」の意識が強い。しかしながらそれは、前作のように古代の夢へ誘う郷愁の時間ではなく、目の前を刻々と過ぎて再び戻らぬ非情な流れである。この非情さには2つの理由が考えられる。第1に花組のトップで名ダンサー、安寿ミラのバウホールとの決別の公演である。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  IV-2『WANTED』
  男と女の絆:来世まで(2007.12.4)

WANTED

1994年のバウ第8作、月組の『WANTED』では、男同士の親友が、実は主人公を陥れる者だったという恐るべき話に発展する。舞台はイタリアである。久世星佳演じる一匹狼のアウトロー、ニコル・シドランは、マフィアの幹部を殺したという疑いを当のマフィアに抱かれた。これは濡れぎぬである。しかし弁明の利くような相手ではない。彼らは警察より怖い。つかまれば裁判抜きで死刑になる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  IV−1『二人だけの戦場』
  男と女の絆:平和への道程(2007.11.27)

二人だけの戦場

バウホール第7作、1994年雪組『二人だけの戦場』は、架空の国を舞台にしているが、当時世界の注目を集めていたユーゴスラビア紛争を下敷きにしているのは間違いない。この紛争は幾つもの民族が入り乱れ、複雑な様相の下に戦われた。善対悪という単純な図式では割り切れず、舞台化には独自の切り口が必要になる。恐らくそのせいもあって、この戦争をモチーフにする日本の劇作品は少なかったが、正塚晴彦は明確な視点を持っていた。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  III−4『ブラック・ジャック 危険な賭け』
  男たちの孤立:権威との闘い(2007.11.20)

ブラック・ジャック

私の仮の分類によると、第III期最後の大劇場作品は、1994年の花組『ブラック・ジャック 危険な賭け―手塚治虫原作より―』である。宝塚歌劇はちょうど80周年を迎えていた。この年、宝塚大劇場の近くに宝塚市立手塚治虫記念館が開館し、これを祝う「メモリアル公演」として企画された。手塚治虫は宝塚で育ち、子供の頃から歌劇に親しんだ人である。「メモリアル公演」では、ショーもやはり手塚作品から『火の鳥』が選ばれ、草野旦が作・演出を担当した。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  III−3『メラコリック・ジゴロ―あぶない相続人―』
  男たちの孤立:カーニバルの後に(2007.11.13)

メランコリック・ジゴロ

この1993年の花組大劇場作品は、大浦みずきの後継トップ安寿ミラ・2番手真矢みきという抜きん出たコメディセンスの持ち主にはめて書かれた。このコンビはそれぞれの愛称をとって、よくヤン・ミキと呼ばれる。プログラムによると、舞台は1920年代のヨーロッパである。大橋泰弘の装置は明るいベージュやオフホワイトを基調にして、人々の溜まり場のカフェの窓にはCôte d'Azur(コートダジュール)というフランス語の店名が、店の中から見て裏返しに書かれている。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  III−2『銀の狼』
  男たちの孤立:友と別れる朝(2007.11.6)

銀の狼

1991年の月組大劇場公演『銀の狼』は、全体の構成に一分の隙もなく、稀に見る傑作である。涼風真世のシルバと天海祐希のレイはパリの殺し屋仲間で、深い信頼によって結ばれている。涼風はこの年『ベルサイユのばら―オスカル編―』でトップ披露を行い、天海が2番手になった。しかし披露公演では、2番手役のアンドレに天海以外にも、雪組の杜けあき・星組の日向薫・花組の大浦みずきと、各組トップが特別出演したので、涼風・天海の本格的な共演は『銀の狼』から始まる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  III−1『ロマノフの宝石』
  男たちの孤立:パンドラの箱(2007.10.30)

ロマノフの宝石

1989年の花組大劇場公演『ロマノフの宝石』は、1930年代ヨーロッパの、とある国が舞台になる。この国は隣国のファシスト政権に占領されている。もっとも、具体的な政治状況を追うのではなく、全体としては、そういう困難な状況の中でふと花開いた夢物語である。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  II−3『BLUFF(ブラフ)−復讐のシナリオ−』
  庇護者を超えて:弔い合戦(2007.10.23)

BLUFF

 バウホール第6作、1990年月組の『BLUFF(ブラフ)−復讐のシナリオ−』は、ハードボイルドタッチのサスペンスという点で、『アンダーライン』の系譜に属している。この作品は1973年のアメリカ映画、ジョージ・ロイ・ヒル監督『スティング』を下敷きにしている。映画では詐欺師グループが私設場外馬券売り場を作り、巧みにマフィアのボスを誘い込むことになっている。初めは彼を勝たせ、最後に大金をつぎ込ませる。そこへFBIが踏み込んで銃撃戦になり、ボスは金を置いて逃走する。FBIも詐欺師の一味で、銃撃は空砲。撃たれた連中は迫真の演技で死んだふりをしたのだった。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  II−2『WHAT'S THE TITLE…!』
  庇護者を超えて:名歌手卒業(2007.10.16)

WHATS THE TITLE...!

バウホール第5作、1987年の星組『WHAT'S THE TITLE…!』は、トップ峰さを理を送り出すリサイタルである。5月に東京のゆうぽうと簡易保険ホールで初演され、8月にバウホールで再演された。彼女はこの年11月の東京宝塚劇場公演『別離の肖像』で退団する。そういう舞台なので、この名歌手の歌をたっぷり聞かせるのが、公演の趣旨である。実際、2幕構成の内、第2幕では、彼女が独りで観客に語りかけながら、これまでに歌ってきた数々の曲を深い情感をこめて歌い継ぎ、観客を魅了した。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  II−1『パペット−午前0時の人形たち−』
  庇護者を超えて:恩返し(2007.10.9)

パペット

1986年の星組『パペット−午前0時の人形たち−』はバウホール第4作目に当たる。ここでも新城まゆみが大人の男ジェイを魅力的に演じていた。彼は女性パートナー、洲悠花のケイと一緒にパペット(操り人形)の巡業劇団を経営しているが、過去に秘密がある。劇団といっても規模は小さく、施設から引き取って育てた女の子エルと都合3人しかいない。劇団の移動も人形の操作も陰で付けるせりふも、すべてこの3人でこなしている。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  I−4『テンダー・グリーン』
  男役の居場所探し:心を開くこと(2007.10.2)

テンダー・グリーン

正塚晴彦の宝塚大劇場デビュー作は1985年の花組『テンダー・グリーン』である。この近未来SFは、今の目から見ると、目新しいことはないように思われるかもしれないが、かなり先駆的性格を持っている。地球の環境破壊が進み、自然界の植物は絶滅した。人々はドームの中で暮らしながら、地球脱出計画を立てている。高汐巴のソーン・ドレイクはこの計画のために、人間らしい感情を持たない戦闘要員として育てられた。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  I−3『アンダーライン』
  〜男役の居場所探し:プレイバック〜(2007.9.25)

アンダーライン

バウホール第3作、1983年の花組『アンダーライン』では、大浦みずきがレナード・バレルというハードボイルドタッチの私立探偵を演じる。舞台は1955年頃のロサンゼルスに設定されている。するとハードボイルド作家レイモンド・チャンドラー後期の長編『長いお別れ』(1954年)、『プレイバック』(1958年)と時間・場所が重なり合う。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  I−2『イブにスローダンスを』
  男役の居場所探し:過去の呪縛の強さ(2007.9.18)

イブにスローダンスを

1982年のバウホール第2作、花組の『イブにスローダンスを』は、やはり主人公が新しい自分を求めて青春をさまよう物語である。舞台は第二次大戦から間もない英国リヴァプール。平みちのロバート・フリーマンはクリスマス・イブに恋人キャサリンを交通事故で失う。イブのパーティーには『ホワイトクリスマス』が流れていた。ロバートは思い出の詰まり過ぎた故郷を去ってロンドンへ行く。彼は脚本家志望だったので、執筆に専念しようと思う。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  I−1『暁のロンバルディア―愛が甦るとき―』
  男役の居場所探し:自己否定の思想(2007.9.11)

1.暁のロンバルディア

ロンバルディアとは、イタリア半島北部に広がる平原を指す。時代は16世紀。当時はまだイタリアという統一国家は成立していなかった。ミラノ公国、ジェノア共和国、ヴェネチア共和国など群小国家が乱立し、北からはフランスと神聖ローマ帝国がイタリア半島を支配下に置こうとうかがっている。このデビュー作は同じ1981年に、星組と雪組により、バウホールで続けて上演された。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  はじめに〜宝塚の新しい時代に向かって(2007.9.4)

正塚晴彦0

宝塚の人気は男役で持っている。虚構の男性が舞台上で光り輝く。では男役とはどういうものか。その姿は時代とともに変化していく。いまはちょうど新しい変化の季節にさしかかっているかのようである。演出家正塚晴彦に注目するのは変化の方向を見定めるためである。彼の描く男役は他の演出家の男役とは少し違う。それはどこを目指しているのか。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


由美子へ・取材ノート

「宝塚随一の美女」と称された元タカラジェンヌ北原遥子(本名・吉田由美子)。しかしその人生は御巣鷹の日航機墜落事故で幕を閉じた。若くして逝った1人の女優の生涯を詳細な資料と証言でつづるノンフィクション

  第1章 見果てぬ夢(2007.3.27)

第1章 見果てぬ夢

「宝塚随一の美女」と久米宏に紹介されたことがあった。1984年3月のことである。ニュースステーションが始まる前で、久米宏が若手アナとしてブレイクしはじめた時期だった。そのときどきの話題の人物たちをゲストで招いて軽妙なトークを繰り広げる「おしゃれ」という番組に、宝塚を代表する美しい娘役スターとして、北原遥子が登場したのだ。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第2章 誕生と家族(2007.4.3)

第2章	誕生と家族

北原遥子、本名吉田由美子。吉田俊三・公子夫妻の長女として、1961年4月23日に名古屋で生まれる。誕生時の体重は当時の女児としては標準的な2850グラム。3歳4ヶ月年上に兄雅彦がいて、2人兄妹として育つ。後年、周囲が「ガラス細工のように透き通る美しさ」と証言するような際立った美は、幼児期の写真や、母が語る記憶のなかには、まだ見あたらない。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第3章 体操する少女(2007.4.10)

第3章 体操する少女

第3章では、体操に夢中になった吉田由美子(芸名・北原遥子)の小中学生時代を描く。父親の転勤で大阪から東京へ引越した由美子は、近くの池上スポーツクラブに通い始める。昭和40年代半ばのこの時期は東京五輪の記憶も新しく、体操への国民的熱気は盛り上がっていた。熱心で真面目な由美子はどんどん上達し、全国大会へも出場するようになった。しかし…。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第4章 宝塚との出あい(2007.4.17)

由美子へ4:平沼高校1年の体操競技会

第4章では、由美子と宝塚との出あいから音楽学校に合格するまでを描く。怪我や体格のこともあって、体操から遠ざかりつつあった由美子が夢中になったのは、当時『ベルばら』で爆発的な人気となっていた宝塚歌劇だった。最初は夢にすぎなかった「宝塚に入りたい」という願いが、やがてある芸能プロダクションのスカウト「事件」により、現実のものとなっていく。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第5章 宝塚音楽学校(2007.4.24)

由美子へ第5章

第5章では、宝塚音楽学校の2年間を描く。由美子たち67期生には、のちに男役でトップになった涼風真世、真矢みき、娘役トップになった黒木瞳や毬藻えりを始めとする優秀な人材が数多くそろっていた。中で、音楽学校時代からスター候補と言われた2人―由美子とショーコこと黒木瞳は特別な親しさで結ばれていた。厳しい2年間を終え、由美子たちは卒業、晴れの初舞台を迎えることになる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第6章 娘役北原遥子(2007.5.2)

第6章娘役北原遥子

第6章では、音楽学校を卒業した由美子が、宝塚の初舞台を踏んでまもなく新進娘役として注目を集めるようになるまでを描く。北原遥子という芸名を名乗り、初舞台のラインダンスでソロを務めるという晴れがましいデビューを飾った由美子は、最初は男役でのスタートだった。しかし配属された雪組で、はや2作目で準ヒロイン役に抜擢され、娘役へと転向することになる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第7章−1 舞台1981〜1982(2007.5.8)

『暁のロンバルディア』稽古場

 第7章では入団2年目までの北原遥子の舞台活動を描く。 『暁のロンバルディア』での抜擢によって、本公演でも北原遥子は、次々に大役や新人公演のヒロインがまわってくるようになった。その後、退団まで出演した舞台の軌跡を、歌劇誌や宝塚グラフ誌に掲載された記事や批評、そして当時を知る人のコメントとともに追っていこう。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第7章−2 舞台裏(2007.5.15)

『ブルー・ジャスミン』で小乙女幸と

宝塚入団2年目で、次々と大役に抜擢される北原遥子(本名・吉田由美子)。彼女の舞台人生は順風満帆に思えたが、本人のプレッシャーと周囲の期待に応えようとする努力は並大抵のものではなかった。同室の後輩や友人の証言で、吉田由美子のプライベートを綴る第7章(承前)。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第8章−1 舞台1983〜1984(2007.5.22)

由美子へ8章

第8章では入団3年〜退団までの北原遥子(本名・吉田由美子)の舞台活動を描く。この頃、由美子が新人公演で、その役をやらせてもらうことが多かった雪組トップ娘役の遥くららは、同じ横浜出身ということもあり、由美子を妹のように可愛がっていた。遥はこう語っている。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第8章−2 杜けあきインタビュー 屋上の思い出(2007.5.29)

由美子へ8章−2

元雪組男役トップスターで、現在は女優として活躍している杜けあき。北原遥子(本名・吉田由美子)は、2年上の杜の相手役を務めることが多かった。杜は当時を「まるで青春ドラマみたいだった」と語る。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第9章 メディアへの露出(2007.6.5)

第9章メディアへの露出

北原遥子(本名・吉田由美子)は、宝塚のなかでも外部の仕事が多い生徒だった。70年代に『ベルばら』で社会現象となった宝塚は、80年代には、さまざまなメディアと連携して、スターたちを進出させはじめる。とくに、現代的なセンスと個性で新しいスター像を作った大地真央の存在が追い風となって、宝塚歌劇と各メディアとの距離は一気に縮まっていた。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第10章−劇団を去る日(2007.6.12)

由美子へ取材ノート10章

無断テレビ出演事件は、前年の9月にさかのぼる。後日、母が娘から聞いた事実関係はこうである。「その頃、知人を通して知り合いになったあるプロダクションの女性プロデューサーから、テレビドラマのカメラ・テストを受けてみないかと言われ、由美子は、あまり深く考えず出かけて行ったそうです」ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第11章 女優への助走(2007.6.19)

夏目雅子とニューヨークで

宝塚を退団した北原遥子(本名・吉田由美子)は、不思議な縁から、当時の人気NO.1女優、夏目雅子が所属していた其田プロダクションに入ることになった。その年、親友の黒木瞳や大地真央、そして夏目と過ごしたニューヨークでのひと時を、由美子は心から楽しんだ。そして、女優として再出発することになる。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第12章 女優修業(2007.6.26)

由美子12章

女優としての北原遥子(本名・吉田由美子)の第一作は、東宝東和配給の『ザ・オーディション』、映画初出演である。当時の人気アイドルグループ・セイントフォーの4人の少女と、人気ロッカー世良公則が主演する、アイドルのデビュー物語で、監督は新城卓。『オキナワの少年』で、批評家や映画ファンに一躍注目されたところだった。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第13章 夢への一歩(2007.7.3)

由美子へ13章

其田事務所は、『カサノバ'85』の舞台が終わった時点で、北原遥子(本名・吉田由美子)の次の仕事をすでに考えていた。市川森一脚本のドラマで、その年の11月に単発で放送される東芝日曜劇場の1500回記念ドラマ、『星の旅人たち』の主役である。市川森一は、『黄金の日々』をはじめとする夏目雅子のテレビドラマをたくさん手がけたヒットメイカーであり、女優夏目雅子の育ての親の1人でもある。その市川にとっても、由美子は短い出会いながら、強烈な印象を残している。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第14章 別れの夏(2007.7.10)

由美子へ14章

兄にとって、由美子との最後の日は8月5日だった。「黒のボートネックの服を着て、買ったばかりの車を運転して来て、僕を乗せてくれた。そのあと渋谷で夕飯食べて別れたんです。髪が長かったせいか、妹ながら綺麗だなあと。24歳になってましたから、だいぶ大人びてきて、これから男もできるだろうなと、ちょっと寂しい気もしました」ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第15章 日航123便(2007.7.17)

由美子へ15章

1985年8月12日、月曜日、夕刻。羽田発大阪行き日航123便ボーイング747型機は、定刻より12分遅れて6時12分に羽田を出発した。乗客509人と乗員15人、全部で524名を乗せていた。吉田由美子のシートナンバーは29D、通路側の席である。747型ジャンボ機は2階建てで、歌手の坂本九は2階席の64H、由美子のそばの31列ABCには、三代目伊勢ケ浜親方(元大関清国)の妻子がいた。この事故で奇跡の生存者として救出された人たちが4名いたが、それぞれ最後尾に近い50列あたりの席に座っていた。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第16章 遭難(2007.7.24)

由美子16章

実家では母が、最初に由美子の遭難の報せを聞いた。事故のニュースがテレビに出はじめた午後8時前後に、伊丹空港に迎えに出ていたという知人から電話が入った。「事故機に乗っていたはずです」と告げられた。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第17章 由美子その死(2007.7.31)

由美子へ17章

13日から遺体の確認作業は始まっていたが、由美子の生死はなかなか判明しなかった。体育館には遭難機の座席表が張り出されていて、遺体が見つかるとその座席が塗りつぶされていく。キャンセル待ちで乗った由美子の座席ナンバーは、予約者名簿には書かれていない。どこに座っていたのかもわからないまま、一家は座席表を前に焦燥感をかみしめる日々が続いた。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第18章 遺したもの(2007.8.7)

由美子へ18章

由美子の遺品を引き取るために、母は何度か群馬県前橋の県警まで足を運んだ。「靴はとうとう見つかりませんでした。たぶん不時着にそなえて脱いでいたのでしょう。それからバッグもなかった。気に入っていつも使っていた白い大きなバッグが、部屋を探してみたらなかったので、それを持っていったのだと思います。おそらく焼けてしまったのでしょう、中身は出てきたのですが。…」ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第19章−1 レクイエム 1(2007.8.14)

由美子へ19章−1

麻実れい「…彼女のことで思い出すのは、美しさとともに、なぜかさみしそうに見えたこと。……」遥くらら「…彼女の中の無念さを、ときどき考えます。あんなに張り切って新しい仕事に向き合っていたのに、突然自分の意志でなく終わりにしなければいけなかった。……」杜けあき「…時々むしょうに思い出すときがあるんですよ。そういうときは、会いたくなって来てくれているのかなと思ったり…。……」ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  第19章−2 レクイエム 2(2007.8.14)

由美子へ19章−2

港区三田の玉鳳寺。由美子が眠る寺である。入り口に地蔵堂を持つこぢんまりとした寺で、入り口の地蔵尊は「化粧地蔵」。俗に「おしろい地蔵さん」と呼ばれていて、顔のアザや傷を治すと言われている。この寺に吉田家が墓所を持つことになったのは、先代の住職が、桐ヶ谷斎場で行われた通夜と葬儀の際に読経をあげてくれた僧侶のひとりだったことによるものだが、美しかった由美子が、容貌にまつわる悩みを救う寺に葬られているというのも、不思議な因縁という気がする。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


  終章 御巣鷹の尾根(2007.8.21)

由美子へ20章

2007年8月12日、23回忌の夏はひときわ暑かった。東京も暑い夏だったが、群馬県上野村もかつてない猛暑のなかにあった。11日は灯籠(とうろう)流しの宵である。日中は油照りの暑さで、陽が落ちても、なかなか涼しさが戻ってこなかった。夕方から始まった神流川の河原での灯籠流しのセレモニーも、例年になく川風も止まったような蒸し暑さのなかで行われた。ブログで内容紹介を見る購読して続きを読む


SUMIREジャーナル

ファンの気持ちを代弁している、と好評のブログ連載「榊原和子のSUMIREジャーナル」のプレミアム版です。
朝澄けいさん

朝澄けいさんの結婚(2006.11.15)

 このブログで、朝澄けいさん(かよちゃん)のインタビューやライブなどのついでに、彼女が結婚するという話もアップしてきたので、11月11日に行われた結婚披露宴のことも、簡単にご報告しておきたい。    …… 購読して続きを読む

    たから図鑑

    宝塚歌劇に関するさまざまなキーワードを解き明かしていくうちに、いつのまにかあなたも「タカラヅカ」に詳しくなる。昨年まで朝日新聞大阪版に好評連載されたコラムの再録です。
    タカラヅカに慣れない人は、キラキラした雰囲気にご用心

    バウホール スター育てる玉手箱(2007.1.27)

     バウ、と言ったって犬がほえているわけじゃないの。英語で「舳先(へさき)」という意味。新しい時代のさきがけとなる劇場に、という願いが込められているそう。                        …… 購読して続きを読む

    • 花のみち 観劇、ここから始まる(2007.1.20)
    • 歌劇 大正創刊のバイブル(2007.1.13)
    • 大階段 怖〜い26段のドラマ(2006.10.14)
    • 宝塚おとめ あこがれの彼女満載(2006.9.30)
    ブログ・ベルばらKidsぷらざ  池田理代子オフィシャルサイト  池田理代子グッズ販売・パワーアンビシャス

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